オレはそんな彼女に恋をした ~地獄鬼の襲来!~ [完]
「よいしょっと。・・・燐も大きくなったなぁ」
弟の成長を肌に感じながら焔は部屋を移動した
何しろ燐をおんぶするなんて燐が小学低学年の時以来だった
「燐もよほど疲れてるんだな。今日はゆっくり休め」
そういって燐のベットに寝かせ微笑んだ
部屋を出ていく際には小さく何かを唱えて行った
*
「ふぁ~、よく寝た。ってあれ??俺どんくらい眠ってた?」
壁にかかっている時計を見ると針がさす時刻は何と午前8時。
なんと家に焔に送ってもらってから今まで爆睡をかましていたのだ
でも久し振りに長い間爆睡をした
「俺・・・どんだけ寝てたんだ・・・」
燐はその後自分に呆れながら寝てたもんは仕方ないと諦め、着替えてリビングに向かった
下へ降りると話し声が聞こえた。
その声は聞き覚えのあるものだ
リビングを覗くとそこには見慣れた二人がいた
「おぉ、燐起きたかぁ」
「おはよう、燐。」
その二人はさわやかに燐を出迎えた