オレはそんな彼女に恋をした ~地獄鬼の襲来!~ [完]
「おはよう・・・って、なんで龍兄に焔兄がおるんや!?」
低血圧の燐が珍しく大きい声でいうものだから龍と焔は少しびっくりした
でもすぐに笑顔に戻った。
「オレは焔がまだおるって聞いたから来ただけ。後朝飯食いに」
「僕は昨日そのまま泊めさせてもらったよ。ほら、朝食作ったからみんなで食べよう」
話を聞いてあぁ、そういうことかと燐は納得した
燐は微笑む焔に乗せられてそのまま朝食をとった
昨日はあれから一度も目を覚まさずに夕食を食べていなかったため、お腹はすいていた燐
そのおかげで朝食はぺろりと食べきった
「ふぅ、おなかいっぱいやなぁ。ご馳走様でした」
礼儀正しく手を合わせてそう言った燐に続いて2人もご馳走様といい、片づけを始めた
兄弟3人でご飯なんてのは燐にとって久しぶりでうれしいと感じていた
これに長男がいたらもっといいのにと思った