それは運命のいたずら


自己ベストを更新した私は、妙に変なテンションになっていた。


いつもなら長く感じるもあっという間に終わり、待ちに待った部活。


部室に向かう途中、私が想いを寄せてる、奏哉先輩の姿があった。



「奏哉先輩っ」


私は駆け足で、奏哉先輩の元に駆け寄った。



「実杏ちゃん」


奏哉先輩は、いつも変わらず爽やかな笑顔だ。

やっぱり、桐谷宙斗に似てる。


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