さくらシンドローム
「ん?」
進藤は鍵がかかっていないことに違和感を感じた。
「羽川、凜太郎はこの部屋から出たんだよな?」
「え?あーあれえ?どうだったかなー?」
「どうしたの進藤。」
「鍵が開いてる。用心深い凜太郎が鍵をかけ忘れると思うか?」
「…思わない。」
「…それじゃ…俺はこれで…」
瑞樹は静かにそこから離れようとする。
「「待てコラ。」」
しかし2人によってそれも遮られてしまった。
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