Luck TesT
「…まさか、結斗!?」

結斗は今、自分の協力者として登録をされている。
そして、危険なのは、参加者の自分だけではなく、協力者として登録されている結斗も同じ。

「すいません!結斗、結斗の病院にいる警察の人に電話してください!」

布施の腕を掴み、必死でお願いする。

「結斗が、結斗が危ないかも知れないんです!」

怪訝そうな表情をするが、布施は勢いに押されたか、舌打ちをしながらも携帯でどこかへ電話をかけてくれていた。


お願い。
ただの思い過ごしであって…!


祈るように布施を見つめる。
だが。

「…出ない」

布施が呟く。
次の瞬間、私はその場から走り出した。

「あ、おい!どこに行くつもりだ!?」

布施も慌てて、葵の後を追った。

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