水晶の涙
「次は…貴女ね」
カイ君の次は、その隣にいる私だった。
「……あら、その髪は真っ白なのね。それに瞳も綺麗な空色…」
私の髪と瞳を交互に見ながら言うユリ先生に、少し困惑した。
「…これは、地毛です。目も、カラーコンタクトとかじゃなくって、元からのものなんです。だから、その……」
「あぁっ!別に注意しようとしてる訳じゃないから、安心して頂戴」
私の思ってる事が解ったのか、慌ててそう言ってくれたので、少しホッとした。
「……純白に空色って、どっかで見たような気がするんだよなー」
と最後に小さく呟いていたけど、それは私の耳には微かにしか届かなかった。
「…まいっか!先ずは浄化能力の測定しなきゃね。測定測定っと…」
ユリ先生は私の持ち石の水晶にラリマーを近づけて…。
「……波動を、感じて」
また瞼を閉じて、そう呟いた。