水晶の涙
「やっぱり、くぅちゃんだ!」
「クル…クルゥ」
テトテトと茂みから出て来たのは、オレンジ色の布で出来たクマのぬいぐるみ。
…に、寄生した『悪魔』。
ビーズで出来た目が、光の反射で赤く怪しく光っている。
「くぅちゃん、他の皆は?」
「…クルゥ」
くぅちゃんは私の小指を握り、もっと先へと進んで行く
『…――?』
『…―――』
木々の隙間や草の中から、他の悪魔達の色んな声が聞こえる。
「…あ、居た…!」
暫くして辺りの視界が開けた。
そこは、枯れ葉が絨毯の様に敷き詰められている広場の様な場所。
そこに、沢山の悪魔たちが集まっている。
それらの姿は皆様々で、うさぎのぬいぐるみや猫のぬいぐるみやゾウのぬいぐるみ…その他にも、昆虫や動物に寄生した悪魔達が沢山いた。