水晶の涙




「やっぱり、くぅちゃんだ!」


「クル…クルゥ」



テトテトと茂みから出て来たのは、オレンジ色の布で出来たクマのぬいぐるみ。


…に、寄生した『悪魔』。


ビーズで出来た目が、光の反射で赤く怪しく光っている。



「くぅちゃん、他の皆は?」


「…クルゥ」


くぅちゃんは私の小指を握り、もっと先へと進んで行く



『…――?』


『…―――』



木々の隙間や草の中から、他の悪魔達の色んな声が聞こえる。



「…あ、居た…!」



暫くして辺りの視界が開けた。

そこは、枯れ葉が絨毯の様に敷き詰められている広場の様な場所。


そこに、沢山の悪魔たちが集まっている。

それらの姿は皆様々で、うさぎのぬいぐるみや猫のぬいぐるみやゾウのぬいぐるみ…その他にも、昆虫や動物に寄生した悪魔達が沢山いた。






< 17 / 171 >

この作品をシェア

pagetop