トリプルトラブル【完】
まさかのハプニング。
そんな光景だった。
姉の、珠希の視線の先に正樹がいた。
自分の恋しい正樹を見つめていた。
姉が正樹を奪った瞬間だった。
悪夢だと思った。
悪い冗談だと思った。
でもそれで済まなかった。
二人は出逢いから二年半を経て結婚したのだった。
大好きな軟式テニスと正樹をゲットするために、珠希が選んだ道。
それが、中学での体育教師だったのだ。
『姉と正樹さん、インターハイの地区予選会場で出会ったの』
美紀にはそう説明した。
でも自分から誘ったなんて言えなかったのだ。
それは、本当は正樹を愛していると告白するに等しい行為だったから。
まさか姉の珠稀が最強最高のライバルになろうとは沙耶は予想だにしていなかった。
だから、美紀の中に珠稀を感じたくてソフトテニスの申し出を受けたのだった。
あの日……
沙耶は正樹への恋心を封印したのだった。
だから今此処にこうして居られるのだ。
そんな光景だった。
姉の、珠希の視線の先に正樹がいた。
自分の恋しい正樹を見つめていた。
姉が正樹を奪った瞬間だった。
悪夢だと思った。
悪い冗談だと思った。
でもそれで済まなかった。
二人は出逢いから二年半を経て結婚したのだった。
大好きな軟式テニスと正樹をゲットするために、珠希が選んだ道。
それが、中学での体育教師だったのだ。
『姉と正樹さん、インターハイの地区予選会場で出会ったの』
美紀にはそう説明した。
でも自分から誘ったなんて言えなかったのだ。
それは、本当は正樹を愛していると告白するに等しい行為だったから。
まさか姉の珠稀が最強最高のライバルになろうとは沙耶は予想だにしていなかった。
だから、美紀の中に珠稀を感じたくてソフトテニスの申し出を受けたのだった。
あの日……
沙耶は正樹への恋心を封印したのだった。
だから今此処にこうして居られるのだ。