トリプルトラブル【完】
 「そうかだから唐揚げなのか? 俺何も気付かなかった。美紀が唐揚げを作る時は、大事な行事があるんだよね。知っていながら……」

秀樹はすすり泣いていた。


「そんなに攻めるなよ。パパだって沙耶さんとの話し合い。って事でも誉められたらもんじゃないよ。きっと美紀が頭から角を出してる」

正樹は頭の上に指を立ててお道化た。


「夕飯は唐揚げか。何か美紀らしいな〜」


正樹は珠希に手解きを受けている美紀の姿を思い出していた。




「つまみ食いしたら起こられた」
シュンとして秀樹が言う。

「当たり前だ。この食いしん坊」
正樹の軽く頭を小突く。


「今日がママの誕生日だという事忘れていた。悪い子だね」

秀樹は正樹の胸に頭を付けて泣いていた。




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