カラス君と黒猫さん
家の鍵を開けて、中に入る。
鍵を玄関の棚に置き、靴を脱いで電気をつけた。
(どうするか・・・・・・・・・・)
取り合えず黒猫さんをテイクアウトしたのはいいものの、どうするかに迷う。
寝かせるのにも、黒猫さんびしょ濡れだし。
かと言って、起こすのもなぁ・・・・・・・・・・。
(まぁいいか、寝かせちゃえ)
一旦俺の部屋のベッドに寝かせて、バスタオルを取りに脱衣所に向かった。
持ってきたバスタオルを黒猫さんの体に巻いて、一息。
(起きないな・・・・・・・・・・・・・)
丸まった黒猫さんの靴を脱がす。
足先すらも冷たいんだね、黒猫さんって。
冷え性かな。
なんて思いながら、靴を玄関に置きに行った。