カラス君と黒猫さん
黒猫さんの寝顔を横目に、俺はシャワーを浴びに風呂場に向かう。
あぁ、今日は色々ありすぎて頭が使えない。
黒猫さんが1組だと言うことも知らなかったし、肥田に狙われていたなんて。
黒猫さんの怒号を初めて聞いた。
黒猫さんは怒らせたくない。そう思う。
彼女は何もされていない、と言ったけど、あの傷心ぶりは普通じゃない。
起きたら聞こうかな。色々。
そういえば、俺も助けたとは言え、つい肥田に手を出してたっけ。
それは停学にならないのかな。
(あー・・・・・・明日学校に行ける気力も無い)
そうだ、黒猫さんはどうするんだろう。
黒猫さんの制服もないし、着替えも無い。
あぁ、頭痛い。