問題山積み
前から好きだったっていうその先輩の気持ち、分からなくもない。
「良かったじゃん!愛里ちゃん、良かったじゃん!」
「あ、ありがとう…」
私の言葉に、愛里ちゃんは恥ずかしそうに微笑んだ。
「でも、いいなあ…彼氏」
愛里ちゃんの表情に、私の本音が漏れる。
「あれ?亜樹ちゃんは今彼氏いないんだっけ?」
「いなーい」
すっかり話に夢中になって食べるのを忘れていたケーキに、溜め息混じりで手を伸ばす。
皿の上はもう殆ど片付いていて、なのに私のお腹と心はまだまだ満たされない。
友達と来るバイキングって難しい。
食べる速度とか、もう1度料理やケーキを取りに行くタイミングとか、お喋りをしているとどうにも相手に合わせにくい。
バイキングが好きでよく大学の子達とも来るけど、ある程度仲良くないとそういうタイミングをきちんと見計らわないと、なんだか気まずい空気になるよね。
「良かったじゃん!愛里ちゃん、良かったじゃん!」
「あ、ありがとう…」
私の言葉に、愛里ちゃんは恥ずかしそうに微笑んだ。
「でも、いいなあ…彼氏」
愛里ちゃんの表情に、私の本音が漏れる。
「あれ?亜樹ちゃんは今彼氏いないんだっけ?」
「いなーい」
すっかり話に夢中になって食べるのを忘れていたケーキに、溜め息混じりで手を伸ばす。
皿の上はもう殆ど片付いていて、なのに私のお腹と心はまだまだ満たされない。
友達と来るバイキングって難しい。
食べる速度とか、もう1度料理やケーキを取りに行くタイミングとか、お喋りをしているとどうにも相手に合わせにくい。
バイキングが好きでよく大学の子達とも来るけど、ある程度仲良くないとそういうタイミングをきちんと見計らわないと、なんだか気まずい空気になるよね。