暗がりの夜だから


「ん。大丈夫だってあん時も言ったろ?…俺はちゃんと持ってる。」

そう言った來斗は、自ら襟回りのシャツをめくる。

そこには…、私が持っていたものとは少し違うけど…まぎれもない、小瓶に入った秘密のパヒューム。

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