暗がりの夜だから


「…オパールの石言葉はね、"希望"。ずっと気がつかなかったけど…私はこのオパールに支えられてた。」

こうしてまた、來斗と会えたのも…秘密のパヒュームのなかに潜んでいたこのオパールおかげ。

來斗の、おかげだよ。

「ありがとね、來斗。」


だけども來斗は、険しい顔つきをして…、私を見つめる。

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