暗がりの夜だから


あまりにも真っ直ぐな來斗の瞳に、恥ずかしくなって目をそらそうとしたが…

來斗がそれをさせてくれなかった。

「…ね、梨里。」

甘く、優しく、私の名を呼ばないでよ…。

來斗の行動のひとつひとつに、惑わされる私は―…

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