暗がりの夜だから



「…あのこたち2人なら、なにがあっても乗り越えていけるでしょう。」


「もし…もしもだ。あいつらが帰ってこなかったら‥?」


「それは‥いまよりも幸せな暮らしを見つけたってことでしょう。」


「そうか…。」


「…そうよ。」


そう言って見つめあう店主夫妻の瞳には、悲しみがうっすらと浮かんでいた。



< 152 / 164 >

この作品をシェア

pagetop