シンクロニシティー


「そうだ、ねぇコト。今日さ、午後の授業サボってカラオケ行かない?」

 ナッチは唐突に話を変えた。
 もしかしたら、ナッチも私と同じような気まずさを感じたのかも知れない。



「うーん……でもあんまりサボると、また親に電話されるし……」

「何? 『親に電話』って?」

「え? ナッチんとこ、担任から電話なかった?」

「ええーないよー」

 ナッチはまた可笑しそうにクスクス笑う。
 今度は目も笑って……いる? よくわからない。


 私――
 ナッチのことがわからなくなってきている。


 それにしても、大橋のヤロウ、どうして私の親にだけ……
 なんかムカつく。


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