シンクロニシティー


「あ、そっかぁ。私、神崎先生に守ってもらってるからな。もちろん、それ相応のお返しはしてるけど」

 ナッチは意味深な言葉を口にして、えへっと、はにかむような笑みを見せた。


 意味深でもないか。

 ナッチも――
 神崎とセックスしているんだ。


 ナッチは多分、神崎のことが好き。
 そして神崎も……?

 だったら別に問題ないけれど、でもそうなら、とっとと私を解放して欲しい、あの死よりも辛い拷問から。



「狡いよ、ナッチ」

 冗談っぽく言って笑えば、ナッチも「ゴメン」と肩をすぼめて笑った。


< 152 / 296 >

この作品をシェア

pagetop