シンクロニシティー


 結局、ナッチと話し合った結果、仮病を使って早退することになった。

 私のお弁当の唐揚げをナッチも食べて、二人して腹を下したということにした。
 これで二人共、帰ることができる、完璧だ。




 いつも行くカラオケ店へ行った。


 受け付けカウンターには、ナッチの中学時代の男友達が今日も居た。

 高校を中退して、現在はフリーターらしい。

 肉付きが良く、顔も身体もお饅頭みたいな子で、金髪のソフトモヒカン。
 余り似合っていないと思うけれど、そんなこと言えるはずもなく。



「なっちゃん、ホントに来た!」

 言って、はち切れそうなほどパンパンに膨らんだ頬を、嬉しそうに綻ばせた。


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