色をなくした世界
梓が二度寝していると・・・インターホンが鳴る音がした。



覗いてみると・・・・泣いている和也を抱きしめた隣の家の東原がいた。


-ガチャ-


「どうしました?」


梓が出てみれば・・・・泣きはらした和也が梓に抱き着き謝ってくる。


「お姉ちゃん・・・お姉ちゃん・・・ごめんなさい・・・・」


ごめんなさいを言い続ける和也に意味が分からず、梓が東原を見れば・・・東原が頭を下げて謝ってくる。


「すみません・・・今すぐ病院に・・・私が運転しますので・・・今すぐ病院に・・・」


そう言って東原も泣き出してしまった。



よく見れば・・・雪乃が使っているエコバックを東原が持っている。




いつも綺麗に使っていたはずのそのエコバックが・・・・



「これは・・・この赤いのは・・・・」




梓がエコバックを受け取り見てみれば・・・赤黒いものがエコバックにびっしりとこびりついている・・・・。




「えっ・・・これは・・・血・・・・?」



泥と血が・・・エコバックにはついていた。
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