色をなくした世界
「じゃあ安心だ。一人で帰すのはさすがにね?」
雪ちゃん余計転んで傷つくりそうだしと雄大が笑う。
言われるのは悔しいが、実際大学の頃同じように大丈夫と言い張り更に大怪我した為…言い返せない。
「鞄持ってくるから、ここで待ってなよ」
いつだって子ども扱いの雄大に頬を膨らませ返事をする。
「はぁーい」
雪乃が手を挙げ返事をするのを見て、雄大は部屋のドアに手をかけた時。
「雄大君…」
雪乃が呼び止めた。
何か他に持ってきてほしい物や伝言があったかな?と振り返れば、寂しそうな雪乃と目が合った。
「ありがとう」
雪乃が微笑む姿は雄大にはとても危ういように見え、一瞬だけ不安がよぎったが…気にするなよと部屋を出た。
雪ちゃん余計転んで傷つくりそうだしと雄大が笑う。
言われるのは悔しいが、実際大学の頃同じように大丈夫と言い張り更に大怪我した為…言い返せない。
「鞄持ってくるから、ここで待ってなよ」
いつだって子ども扱いの雄大に頬を膨らませ返事をする。
「はぁーい」
雪乃が手を挙げ返事をするのを見て、雄大は部屋のドアに手をかけた時。
「雄大君…」
雪乃が呼び止めた。
何か他に持ってきてほしい物や伝言があったかな?と振り返れば、寂しそうな雪乃と目が合った。
「ありがとう」
雪乃が微笑む姿は雄大にはとても危ういように見え、一瞬だけ不安がよぎったが…気にするなよと部屋を出た。