色をなくした世界
「アイツの行っていた場所メールで見ただろう?」
争いの多い場所・・・カンボジア。
「本当に命をかけて行っていたんだ。そしてそこでボランティアに来ていた一人の日本人女性と出会った・・・」
昔を思い出す様に話す青山。雪乃も口を挟まず聞いていた。
嫌・・・挟む事ができなかった。・・・あまりの驚きに。
「亡くしたと言ったからもう分かるよね?」
彼女は生きていない。
「雪乃ちゃんの旦那さんと同じ。子どもを助けようとして、代わりに撃たれたんだ。当時ニュースにもなったんだよ?」
雪乃も微かだが覚えている。遠い地の事だった為気にも留めなかったが・・・それが一馬の大切な人・・・。
「春日谷の大切な人だったというのは・・・春日谷からではなく先方からの連絡で知った」
連絡がなければ気付くこともなかっただろう。それくらい春日谷の隠し方は上手かった。
「それから僕は急いで飛行機に乗り、春日谷の元へと駆けつけた・・・会って驚いたよ」
目の下にはクマがあり、体は痩せていた。
その姿は誰が見ても普通の状態ではなかった。
「大丈夫かと聞けば、大丈夫ですとしか言わない・・・。けれど全然大丈夫そうには見えなかったよ」
雪乃も周りに大丈夫かと聞かれれば、大丈夫と答えていた・・・大丈夫ではないのに・・・。
(春日谷さんもそれと同じ状態だった・・・?)
争いの多い場所・・・カンボジア。
「本当に命をかけて行っていたんだ。そしてそこでボランティアに来ていた一人の日本人女性と出会った・・・」
昔を思い出す様に話す青山。雪乃も口を挟まず聞いていた。
嫌・・・挟む事ができなかった。・・・あまりの驚きに。
「亡くしたと言ったからもう分かるよね?」
彼女は生きていない。
「雪乃ちゃんの旦那さんと同じ。子どもを助けようとして、代わりに撃たれたんだ。当時ニュースにもなったんだよ?」
雪乃も微かだが覚えている。遠い地の事だった為気にも留めなかったが・・・それが一馬の大切な人・・・。
「春日谷の大切な人だったというのは・・・春日谷からではなく先方からの連絡で知った」
連絡がなければ気付くこともなかっただろう。それくらい春日谷の隠し方は上手かった。
「それから僕は急いで飛行機に乗り、春日谷の元へと駆けつけた・・・会って驚いたよ」
目の下にはクマがあり、体は痩せていた。
その姿は誰が見ても普通の状態ではなかった。
「大丈夫かと聞けば、大丈夫ですとしか言わない・・・。けれど全然大丈夫そうには見えなかったよ」
雪乃も周りに大丈夫かと聞かれれば、大丈夫と答えていた・・・大丈夫ではないのに・・・。
(春日谷さんもそれと同じ状態だった・・・?)