色をなくした世界
お互い同じような形で大切な人を失い、同じ傷を背負った。
雪乃の気持ちは一馬に分かる。
一馬の気持ちは雪乃に分かる。
雪乃も一馬も何も言わずお互いを見ていた。
「敬語と一馬さんという呼び方は莉子を思い出すんだ・・・・」
一馬を呼び捨てにできないと言った時、一馬は呼び捨てで良いと言い張った。
「雪の声が・・・莉子に似ているから・・・余計に・・・・」
和哉に一馬が似ているように・・・・雪乃もまた莉子に似ていた。
「私も同じだよ。一馬の顔で雪乃って言われたくなかったの・・・・私を雪乃って呼ぶのは両親以外には和君だけだったから・・・」
ただ一人の人が呼んでくれた名前。
「だから一緒・・・私たちは・・・一緒」
一番大事な人を・・・亡くした。
雪乃の声が静寂に消えた時・・・雪乃は一馬に抱きしめられた。
-フワ-
一馬の体温が、匂いが・・・
えっと思い離れようとすると、それを一馬が許さない。
「離して・・・・」
雪乃が声に出した時・・・・
雪乃の気持ちは一馬に分かる。
一馬の気持ちは雪乃に分かる。
雪乃も一馬も何も言わずお互いを見ていた。
「敬語と一馬さんという呼び方は莉子を思い出すんだ・・・・」
一馬を呼び捨てにできないと言った時、一馬は呼び捨てで良いと言い張った。
「雪の声が・・・莉子に似ているから・・・余計に・・・・」
和哉に一馬が似ているように・・・・雪乃もまた莉子に似ていた。
「私も同じだよ。一馬の顔で雪乃って言われたくなかったの・・・・私を雪乃って呼ぶのは両親以外には和君だけだったから・・・」
ただ一人の人が呼んでくれた名前。
「だから一緒・・・私たちは・・・一緒」
一番大事な人を・・・亡くした。
雪乃の声が静寂に消えた時・・・雪乃は一馬に抱きしめられた。
-フワ-
一馬の体温が、匂いが・・・
えっと思い離れようとすると、それを一馬が許さない。
「離して・・・・」
雪乃が声に出した時・・・・