色をなくした世界
ご飯が出来上がり、雄大を呼べば雄大は気持ちよさそうに寝ている。


起こさない様に帰ろうかとも思ったが、お皿も洗って帰りたいと思った為、起きるまで携帯をいじって待つことにした。


~プルルプルルル~

雪乃の携帯が鳴った。


「もしもしどうした?」


雪乃が出れば、一馬のやる気のない声が聞こえてくる。


「もう家着いた?」


「まだ・・・雄大君が寝てるから・・・」


そう雪乃が告げれば、一馬が舌打ちしたような気がする。


「ご飯は作ったんだろ?だったら帰ればいいじゃん」


面白くないと言わんばかりに言い放つ一馬の子どもっぽさに、雪乃は思わず笑えてくる。


「一馬子どもみたい・・・ふふふ」


そう笑った時・・・。


「雪ちゃん・・・」


雄大が雪乃を呼ぶ声が聞こえる。


驚き後ろを向けば・・・雄大が起きていた。


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