ワケがありまして、幕末にございます。
「これから戦り合う事が多くなる。
さっきも言ったが今は人が足りねぇ。
だから市村、お前も参加しろ。
普段は小姓でデカイ時だけでいい。
わかったな」
――――本当は貴方も辛いんだね
瞳の奥が揺れているから。
冷たく厳しいけど、人一倍新撰組と仲間の事を大切にしている人だから。
だからアタシも応えるよ。
「…言ったハズだ。
俺はその為に此処に在る。
どんな時でも、戦りに行くよ」
優しい貴方だから近藤さんの代わりに言ったんだもんね…
「…つか拒否権ねぇし」