ワケがありまして、幕末にございます。
そんな感じで1日は過ぎて。
なんだか騒がしいと思ったのは夕食をとった後の事。
「何かあるんですか?」
新撰組のあの羽織を着た人が複数、忙しそうに…いやそうでもないな。
「えぇ、お呼びだしを受けたので」
腰に刀を差しながら沖田さんはそう言う。
「お呼びだし…」
「愁くんは屯所で待機ですよ」
「えーー」
「文句は受け付けませんっ」
「えーー。
説明くらいして下さいよ〜」
「言ったじゃないですか、お呼びだしって〜」
「そんなんじゃわかりません」