ワケがありまして、幕末にございます。
刀を持ってお呼びだしってどんだけ物騒なんですか。
まぁこの時代はどこも物騒だけど。
「あれ、言ってませんでしたっけ。
愁くんが昨日倒した長人を調べた所、なんらかの動きがあると分かったんですよ〜」
言われてないし…。
そういえばそんな人も倒したな…。
「だから逆にそれを利用しようと思いまして♪」
爽やかに言ってるけど内容を考えると怖いなおぃ。
「総司、時間だ」
「は〜い!
じゃ、行ってきますね!」
そして沖田さんは同じ羽織に身を包んだ斎藤さんと一緒に夜の道へと進んで行った。
その道と土方が血の臭いとなって帰ってきたのは、それから約30分後の事だった。