『王恋』☆ハロウィンは恋ざかり☆
「リン?」


シャワーを浴び終えたアルが背後に立っていた。


黒髪からいつもの金髪に戻ったアルがすごく懐かしい感じ。


濡れて少し濃い金髪をタオルで拭いている。


「黒髪も素敵だったけれど、やっぱりアルは金髪だね」


その言葉にアルは柔らかく微笑んでいる。


「じゃあ、入って来るね 眠かったら気にしないで寝てね?」


「くすっ、ダメだよ 今夜はまだ寝かさない」


えっ……。


頬が一気に熱を帯びてくる。


「色が白いから赤くなるとすぐにわかるね」


「あ、赤くなることを言うからでしょう?」


「赤くなることじゃないかもしれないだろう?」


ちょっと意地悪に言うアル。


赤くなることじゃないかもしれない……?って……。


きょとんとした顔を向けると、両肩にアルの両手が置かれてバスルームへ押されていく。


「一晩中、ゲームをするのも楽しそうだろう?」


そう言って、リンの背中を軽く押して背後でドアが閉まった。


< 68 / 71 >

この作品をシェア

pagetop