わたしとあなたのありのまま ‥2‥


「どお?」

 田所がちっとも言葉を発してくれないので、痺れをきらして私から、この甘くて濃厚な沈黙を破った。

 このままでは私、田所を押し倒してしまいそうだ。
 全身が疼いて仕方がない。
 欲求不満なのかもしれない、もう認める。


 田所はハッとしたように目をパチクリさせて、「ああ……」とうわ言のように零した。


「何その反応?
 もしかして他事考えてたの?
 感想とか無いの?」

 田所が『はめて見せて』と言ったくせに、と腹が立って責め立てれば、

「ん、似合う」

 返って来たのはたった一言。


「違う!」

「何が?」

「可愛いとか可愛くないとか、そういうのが欲しいんだってばっ!」


 田所は困ったような顔をして黙り込んでしまった。


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