魅惑のプリンスと最後の歌声
私は足早に校門へ向かった
プープーーー!!
………っ
何でちょっとぐらい待てないのよ!!
「しー!!静にしてよ!みんなに見つっ!!」
「しー?……咲夜も静に」
そう言うと椿は私の唇に人差し指をつけた
「!!」
「…ふっかわいいね」
っ!
椿といると凄く調子が狂う
「ってか学校にまで来てどういうつもりよ!?」
「まぁまぁ、いいから車に乗って」
そう言うと椿は私を車に押し込んだ
「じゃあ、出発進行!」
椿の言葉と同時に車が動き出した
その場面を夏希は恨めしそうに見ていた