甘く、甘い、二人の時間


~~~♪




スマホから流れる音を聞いて慌てて
バッグをあさる。



画面に表示された「拓海」の文字。

それだけで、胸がきゅんとなる。




「…もしもし?」


「ぁ…菫?電話遅くなってごめん。」


「ううん、いいよ。気にしないで?」





――何だろう?

やけに後ろがざわざわしてるけど。


いつもみたいに、駅に向かって歩きながら電話してるから?

だけど、こんなに他の人の声が聞こえてくる?



「ねぇ、たく…」

「……もう!課長まだですか?」



え?

< 105 / 209 >

この作品をシェア

pagetop