甘く、甘い、二人の時間


「…え?本当、に?」



「本当に。」



菫の反応が嬉しくて、つい笑顔になる。



二人で抱き合って眠るベッド。

いつもより暖かいそこで、菫に話をした。



"今年のクリスマスは一緒に過ごせるから、旅行でも行く?"





菫は、ただでさえ大きな瞳を、更に丸くさせ驚いていた。



ああ、可愛い。


その柔らかい頬に触れ、ニッコリ微笑むと、


「ありがとう!」


と言いながら、抱きついてきた。




ありがとう?

俺だって菫と過ごしたいから、 一方的に感謝されるのはおかしい気がするけど。

まぁ、いいかな?




「何処に行きたいか考えておいて。」




そう囁きながら、菫の身体を抱き締めた。

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