甘く、甘い、二人の時間
目の前に座る菫は昨日の出来事なんかを楽しそうに話していた。
ああ。とか、うん。とか、相づちは打つけど、あまり内容が耳に入ってこない。
「…拓海?どうしたの?」
俺の異変に気付いたであろう菫は首を傾げる。
もう、言わないわけにはいかない。
覚悟を決めて打ち明けた。
「…ごめん、クリスマス駄目になった。」
「……ぇ?」
明らかに動揺したであろう菫の声が、余りにも小さくて。
申し訳ない気持ちで一杯になる。