甘く、甘い、二人の時間

車を飛ばして菫のアパートに着いた。


辺りはすっかり真っ暗で、夜風も冷たい。


車を降りて菫の部屋を見ても、空と同じ様に真っ暗で、



まだ帰っていないのかと、不安になる。




でも、ここまで来た以上は確認しないと。



自分を奮い立たせて、菫の部屋のチャイムを鳴らす。



そして、同時にスマホから菫に電話をかける。




~~~♪



「……」



チャイムに返答はないが、その着信音は確実に菫の部屋から聞こえている。



菫がいる。




そう思うだけで、胸が苦しくなる。

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