甘く、甘い、二人の時間




そして12月25日。


少し寂しいクリスマスを過ごした。
(本当に一人だった…)





でも、夜中に拓海は本当にアパートに来てくれて。



「プレゼントの指輪は渡しちゃったから」


そう言って、ケーキと花束をくれた。




「ありがとう。」




感極まった私は、大好きな拓海の胸に顔をうずめる。


ぎゅうっと抱きつくと抱き締めてくれる。


温かくて、ここが私の居場所だと実感出来て、嬉しくなる。






「クリスマスだったのにごめんな。」


頭の上から申し訳なさそうな拓海の声が聞こえた。



いいの。

特別な日を一緒に過ごせなくても、これからは毎日同じ時間を過ごせる。



「気にしないでいいよ。 だってもうすぐ一緒に住めるでしょ?」



拓海の顔を見上げて微笑んだ。




「もちろん。」



そう言って嬉しそうに微笑む拓海は、私の額にキスを落とした。

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