甘く、甘い、二人の時間

「……え?」



「いや、言い方間違えたかな。俺は映画の続きよりも菫がいいんだけど。――いい?」


「――///」



いい?って。

拓海?

それは反則だと思います。


そんな甘い瞳に見つめられたら、頷く事しか出来ないから。





左手は私の右手と絡ませたまま、右手で優しく私の頬や顎に触れる。


いとおしむ様にゆっくり優しく触れられるから、私一人ドキドキしてしまう。


どうしようもなく胸が締め付けられて苦しいのに、もっと触れて欲しいと願ってしまう。



そんな私の感情なんてお見通しなのかな?


拓海はクスリと笑って

「可愛い。」

なんて囁く。



突然の甘い言葉に、どうしたらいいか分からず困っていると


また


ゆっくり、拓海と唇が重なる。


< 36 / 209 >

この作品をシェア

pagetop