甘く、甘い、二人の時間
何度も角度を変えては触れ合う。

本当にこのまま溶けて無くなってしまいそうなキス。


甘くて、幸せで、ずっとこうしていたい。

ドキドキが止まらない。




それから、当たり前の様に、深いキスへと変わっていき――。




だけど突然、失いそうだった理性が甦る。



このままだと最後まで……


でも私、シャワーも浴びていないし。

なんか、それって……ダメだよね?

体を重ねるのは今日でまだ二回目だし、やっぱり…キレイな方がいいよね?




「……ン、――たく…み。」


このままじゃダメだと何とか声を出すけど

それは鼻にかかる様な甘い声にしかならず

ただ名前を呼んでいるみたい。




だからなのか、拓海は唇を少しだけ離して私を見て

触れるか触れないかの微妙な至近距離から囁いた。



「ほんと、菫可愛い。たまらない。」



ものすごく甘い声に、身体中が反応してゾクゾクする。

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