甘く、甘い、二人の時間

可愛い俺の彼女。


仕事ばかりで中々会えなくても、文句すら言わない。

淋しいと顔に書いてあるのに、意地らしく強がったり。

今日みたいに寝込んでいるのに、それを隠そうとする。



可愛いけど、そんな菫が心配になる。

側にいたいと、思う。

毎日側にいられたら、菫が俺に気を使う事も減るかもしれない。


それに俺も。




この事がきっかけだった。

漠然としていた俺の未来に菫が必要だと実感したのは。


プロポーズを真剣に考える様になったのは。
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