甘く、甘い、二人の時間

「店長なの?!凄いね!」


素直な感想を伝えただけなのに、康介は何故か苦笑い。



「まぁ、菫と別れてから仕事一筋だから。」


「……ぇ。」



次の言葉が見つからない。

どうしよう、なんて焦り出した私に



「――悪い。気にせずゆっくりして。」




そう言い残し営業スマイルを浮かべ戻って行った。





目の前の莉乃は、たこわさに箸をつけながら私をちらりと見る。



「――元彼?」


「…うん。」


「イケメンだね。」


「……」

< 99 / 209 >

この作品をシェア

pagetop