夏の空~彼の背中を追い掛けて~
「違う!私は…感謝してるの。はぁっ……漣のお陰で俊ちゃんに出会えた。こっ……れ以上漣を嫌いになりたくない。…んっ…お願いだから止めて」
「今は無理……。1回抜かないとグラウンドに戻る事も出来ない!」
あぁ…もう無理だ…。
どんなに訴えても、私の気持ちは伝わらない。
自業自得だ。
じゃぁ孝道君の時みたいに諦める?
でも今度は、未遂では終わらないよ?
ホントに良いの?
俊ちゃんへの気持ちは貫かなくて良いの?
漣の左手が私の短パンと下着に伸びた時、人影が覆った。
「オイ!何してんだ!?」
私達を影で隠した人は、背後から漣の襟を掴み引き離す。
ドサッと尻餅を付く音が聴こえ、その人は私を背に隠す。
助かった…。