夏の空~彼の背中を追い掛けて~
「う゛っ……」
「イタッ…」
優しい手付きで手当てをしてくれるけど、ズキズキ・ジンジンは止まらない。
やはり痛いのが嫌いな私の目には涙が滲む。
『俊ちゃんもう良いよ。手当ては自分でする!』
何度も心の中でそう思いながら、終わるまで耐えた。
「良し、終わり!涙を溢さなかった真弥には、ご褒美やらないとなぁ~」
器具や消毒液を元の位置へ戻すと、俊ちゃんはニンマリ笑い、ゆっくり顔を近付ける。
CHU! CHU!
軽く触れるだけの優しいキスから熱いキスへと変わり、恐怖と痛さで強張っていた体も解れていく。
「真弥……。アイツに*#%☆?」
唇から首筋へとキスを落としながら、俊ちゃんの低くくぐもった声が届く。
んっ?何?
何て言ったの?
良く聞こえない。