夏の空~彼の背中を追い掛けて~
「紀香にどうしても聞いて欲しい事があるの…」
『うん。良いよ~♪どうしたの?』
深刻な内容と思っていない紀香は、世間話でもするように答える。
「あのね……私…妊娠したみたい…」
『…………えっ!?』
前置きもなく、いきなり本題を言ったせいか、電話の向こうで紀香がフリーズしているのが分かる。
「紀香?聞いてる?」
『う…ん。それって間違いないの?相手は……俊ちゃん?』
「うん…」
私は今日に至るまでの経緯を、紀香に話した。
9月の初めと体育祭の時、俊ちゃんが私の中でイッた事。
それから生理もなく、チョコチョコ気分が悪くなる事。
そして漣に指摘され、今回検査した事。