夏の空~彼の背中を追い掛けて~
外はとっても静かで、チラチラと雪が降っている。
きっと倉庫で待ってる俊ちゃんも寒いだろうと思い、通り道にある自販機で、暖かい缶コーヒーを買った。
早く会いたいなぁ♪
いっぱいキスもしたい♪
逸る気持ちを抑え、私は倉庫のドアを開けた。
「俊ちゃん?俊ちゃん、何処?」
倉庫の中は真っ暗で、周りも足元も全く見えない。
もしここで躓いたら、とても危険。
私は身動きが出来ず、再びその場で名前を呼んだ。
「俊ちゃん?俊ちゃん?」
だけど返事はない。
まだ来てないのかな?
1度外へ出ようと、ドアノブに手を掛けたと同時に、何処かでゴトッと、小さな物音がした。
なんだぁ、やっぱり居るんじゃない。
私は1歩1歩ゆっくりと、奥の部屋を目指して足を進めた。
「痛っ……」
「オットット…」
何度となく足をぶつけたり、躓きそうになりながら、どうにかドアまで辿り着いた。