夏の空~彼の背中を追い掛けて~
「本当はね今でも怖い…。逃げようとしても逃げられないし、抵抗したら……激しく……掻き…回されて………ううっ……」
「真弥…分かったからもう良いよ」
俊ちゃんは掴んだ私の手をほどき、そっと肩を抱いて引き寄せた。
「…私の…中っ…入って欲しく…ヒック…なかった。……俊ちゃんの記…憶、消されたっ…くなかった…」
ボロボロと零れ落ちる涙を拭き取るように、俊ちゃんは腕の中に私を閉じ込める。
「…今から真弥の中に、俺の記憶を上書きしても良い?」
「…う…ん」
小さく頷くと、俊ちゃんは腕の抱擁を解き、唇に優しくキスを落とす。
CHU! CHU!
ゆっくり静かにベッドへ押し倒し、キスの場所を移動させていく。
そして、遠慮がちに愛撫を始めた。
それに酔いしれながらそっと瞳を閉じると、瞼の裏に倉庫での光景が写し出される。
「イヤッ!!俊ちゃん!俊ちゃん!!」
思わず俊ちゃんの腕を掴んで助けを求めると、指をスルッと抜き、顔が見える位置へと移動してくる。