夏の空~彼の背中を追い掛けて~
私は体を起こし、ただただその姿を見つめた。
俊ちゃん、ごめんね。
ビックリしたでしょ?
私も妊娠が分かった時は驚いたもん。
俊ちゃんはもっと驚いたよね。
彼女じゃない人が、自分の子供を妊娠するなんて、相当なダメージを受けてるよね。
「ごめんね…」
それしか言える言葉がなかった。
「…真弥……。他の男の子供って言う確率はないの?」
え゙っ!?
「真弥には俺の他にもセフレが居るんだろ?体育祭の日に妊娠したとしたら、元カレの子供って事も考えられるんじゃない?」
それって…つまり。
「俊ちゃんは、この子は俺の子供じゃないって言いたいの!?」
俊ちゃんの言葉に、思わず感情が高まる。
「嫌…そこまでは……」
「私、俊ちゃんと出会ってから、誰ともHしてない!その事は紀香も知ってる。私の言ってる事が信用できないなら、赤ちゃんのDNA鑑定したって構わない!」
「わ…分かった。信じる!信じるけど、俺…どうしたら良いのか分かんねー」
上体を起こした俊ちゃんは、髪をガシガシ掻きながら頭を抱え込む。