夏の空~彼の背中を追い掛けて~
「真弥…傍に居てあげられなくてごめん…。だけど…ずっと見守ってるから」
「えっ!?何言ってるの?俊ちゃんは息を吹き返したんでしょ?」
「………。真弥…愛してるよ…」
キラッと一際明るく、夕陽が射し込んだと思った次の瞬間、今までに無い程の腹痛が襲い掛かる。
「…っ……。お腹……痛…」
まさか流産!?
このまま赤ちゃんも失うの!?
嫌だよ!
赤ちゃんだけは守らなきゃ!
つい先程まで、俊ちゃんの後を追おうとしていたのに、この痛みによって母性本能が甦る。
「助…けて……。赤…ちゃ……助……け…」
プツッと意識が途切れ、その後赤ちゃんと自分がどうなったのかは、数時間後に知る事となる。
「…〒※▽☆せん」
「事情は¥$%#…」
んっ……。
ボンヤリとする意識の中、誰かの話し声が耳に届く。
何を話してるんだろう…?
全然頭に入らない。