夏の空~彼の背中を追い掛けて~
私もベッドから起き上がり、制服に手を通す。
「真弥、体は大丈夫?」
先に着替えを終わらせた俊ちゃんは、ベッドの脇に腰を落とす。
「うん、大丈夫。俊ちゃんは?疲れたりしてない?」
「俺は平気。また会える?」
えっ!?また会ってくれるの!?
嬉しい♪♪♪
「うん♪また紀香と相談して、都合が合えば来るから」
ニンマリと緩む頬を必死に隠し、私は着替えを続けた。
「楽しみに待ってる!真弥、ベル番教えて」
「うん、良いよぉ」
家電から各々のポケベルに番号を送り、私達は互いの連絡先を交換した。
にも関わらず、俊ちゃんはまだ家電のボタンを押し続ける。
何してるのかな?
ボタンを押す回数からして、誰かのベルにメッセージを送ってるみたい。
相手は誰かな?
友達?それとも…女の人?
凄く気になったけど、俊ちゃんの独り言で謎は解けた。