夏の空~彼の背中を追い掛けて~
「真弥、次のバス停で降りるよ」
「うん、分かった」
以前降りたバス停で下車すると、家とは真逆に紀香は歩く。
んっ?乗り換えするバス停は違う所にあるのかな?
何も分からない私は、ただ紀香の後を追うしかない。
「真弥、お腹空いたからお昼ご飯食べよう」
ご飯!?
確かにまだ昼食は食べてないけど、バスに間に合うの?
本数が少ないから、乗り遅れると待ち時間も長いと言っていた紀香の言葉が頭を過る。
「バスは大丈夫なの?」
「うん♪まだまだ待ち時間あるからご飯食べても余裕で間に合うよ」
ホッ…そっか。
「それなら今のうちにご飯食べよう!!って紀香、何処で食べるの?」
「直ぐそこ。付いて来て」
紀香の後を付いて行くと、目的地らしき場所に辿り着いた。