夏の空~彼の背中を追い掛けて~
《バイトオワッタ シュン》
「紀香!俊ちゃんバイト終わったって!!」
待ちに待った連絡に、私のテンションは上がる。
「それじゃぁ真弥、先にお風呂に入って来なよ」
「えっ!?良いの!?家の人もまだ入ってないのに…後からでも平気だよ?」
田川家にとって私はお客様かも知れない。
だからと言って、一番風呂に入るのは気が引ける。
家族ではない誰かが入った後でも、私は気にしないのに…。
「真弥は、これから俊ちゃんと会うんでしょ?」
「う…ん…。そうだけど…」
「だったら気にしないで入って♪」
いくら男性経験が無いとは言え、好きな人に会う前やHする前にお風呂に入りたい。
そんな女心を紀香は理解してくれていた。
「有り難う。じゃぁ先に入らせて貰うね。ベルは置いて行くから、もし俊ちゃんからメッセージ来たら教えて?」
「うん、分かった♪」
私は紀香にベルを預け、お風呂に入った。