夏の空~彼の背中を追い掛けて~


俊ちゃんがバイクを駐輪している間、私は忍び込む様にコッソリ納屋の2階へ上がる。



まだかなぁ~。



早く来ないかなぁ~。



いっぱいCHUしたい♪



ベッドの端にチョコンと座り、俊ちゃんが来るのを待っていると、家電が鳴り出した。



どうしよう!?



俊ちゃんはまだ下に居る。



この電話は母家と繋がってるのかな?



知らせに行った方が良い?



ベッドから立ったり座ったり右往左往していると、慌てて入って来た俊ちゃんが受話器を取る。



「もしもし篠栗です。あっ!うん…うん……今ウチに来てるよ」



電話を掛けて来た人は、俊ちゃんの知り合いみたい。



『ウチに来てるよ』って…まさか私の事じゃないよね!?



もしそうだとしたら、電話の相手は私も知ってる人。



となると孝道君・弘晃君・隆明君、3人の中の誰か。



一体誰?





< 82 / 354 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop