夏の空~彼の背中を追い掛けて~
俊ちゃんがバイクを駐輪している間、私は忍び込む様にコッソリ納屋の2階へ上がる。
まだかなぁ~。
早く来ないかなぁ~。
いっぱいCHUしたい♪
ベッドの端にチョコンと座り、俊ちゃんが来るのを待っていると、家電が鳴り出した。
どうしよう!?
俊ちゃんはまだ下に居る。
この電話は母家と繋がってるのかな?
知らせに行った方が良い?
ベッドから立ったり座ったり右往左往していると、慌てて入って来た俊ちゃんが受話器を取る。
「もしもし篠栗です。あっ!うん…うん……今ウチに来てるよ」
電話を掛けて来た人は、俊ちゃんの知り合いみたい。
『ウチに来てるよ』って…まさか私の事じゃないよね!?
もしそうだとしたら、電話の相手は私も知ってる人。
となると孝道君・弘晃君・隆明君、3人の中の誰か。
一体誰?